第462話 ゼノの苦悩

 

「おー。本当になってるのです」


 100階層の突破から数日後、努たちPTはそのまま刻印階層の攻略も着実に進めていた。そんな中ギルドに帰って自身のステータスカードを確認していたユニスは、そこに薬師と刻印士という新たなジョブが追加されているのを見て目を輝かせていた。

 そんな彼女をエイミーはステータスカード片手に猫目で見つめる。


「進化ジョブよりそっちが嬉しそうってどうなのよ」
「薬師、素材揃えてスキル唱えるだけでポーション作れるの凄くないです? それに状態異常を引き起こせるやつも作れそうなのです」
「……それってあっちでやってたことと変わらなくない?」
「いや、むしろなんで帝都にはサブジョブなかったのです? 多少レベルは上がってるのですが、何だか損した気分なのです」


 つい先ほど取った刻印士と違いユニスの薬師レベルは既に30ほどあったが、現状ではそこまで高くはない。サブジョブが導入された時に元々ポーション作りなどをしていた者たちに与えられていたレベルと同様である。それに三年かけてエルフから習ってきた複雑な工程が必要なポーション作りも、スキルであっさり作れるのでは形無しではないかと思ってしまう。


「実際作ってみるとわかるけど、味とか品質に関しては前からポーション作ってた人たちの方が上だよ。低レベルがスキルだけで作ったポーションは人間が飲めるようなレベルじゃない。あとは単純に各々の利権団体が黙っちゃいないから、下手にスキルでポンポン作って売ろうものなら干されることになるかな」
「……は? お前、どんだけ取ってやがるのです!?」
「地味に鑑定士も取ってる……。ってことは、もう鑑定士って貴重じゃない感じ?」


 既に実験がてら様々なサブジョブに手を出しては生産職から総スカンを食らっている努は、帰ってきた時に挨拶回りで取り戻した人脈も各団体の圧力と忖度でカピカピである。そんな彼のずらりとサブジョブが並んでいるステータスカードを見てユニスはギョッとし、エイミーは鑑定士がオワコンになったのではないかと危惧していた。


「流石に全部一斉にレベル上げるわけにもいかないし、今は刻印士に絞ってるよ。そのおかげで少しは成果も出てきたしね」


 そんな努はギルドの一角に映っている小さな90番台――その付近には迷宮都市にこんな住んでいたのかと失礼ながら思ってしまうくらいの魚人たちが群がっているので映像こそ遠目で見づらいが、その方向を見つめる。

 そこには複雑な刻印が施されたウェットスーツのようなものを着たカミーユが、まだ誰も到達したことのなかった深海の底を歩いている姿が映っていた。その映像は海に憧れのある魚人たちからすれば非常に興味をそそられるのか、下位の神台であるにもかかわらず異様な人気があった。

 元の世界に帰る直前だった時に交わされたカミーユとの約束。それこそ際どい水着でも渡せば彼女は喜んだのかもしれないが、努としては黙っていたことへの謝罪とちょっとした冗談も込め、水着と評してめちゃくちゃ性能の良い装備を初めから渡すつもりだった。

 ただそれも単純に金だけかけて最前線クラスの装備を渡すのも廃人からすればナンセンスだったため、出来れば性能の尖り切った珍しい一点物でも渡したかった。それからコストと職人の手間に見合わないことから作られていなかった深海にも対応できる刻印を、努は一か八かで施して成功した。


「ちょっとした話題にもなってるみたいだし、作って正解だったかな。しばらくは同じもの作れる気しないけど」


 刻印が成功するかは努の推測からすると、単純に刻印士のレベルと施す刻印の難易度に応じて変化する確率である。刻印士のレベルに見合わない刻印は成功確率が極端に減り、逆に見合うのなら100%に近い確率を叩き出すことも可能だ。

 カミーユにプレゼントした水着の施した刻印は、当時ようやく30レベルを越えた努からすれば成功確率は数%もなかったかもしれない。しかもそれを三回潜り抜ける必要があったため、単純な計算でいえば成功確率は小数点以下だっただろう。

 ただ刻印は幸いにも『ライブダンジョン!』で作成した黒杖のように、失敗してしまえば全てが水の泡になるようなマゾ仕様ではない。失敗すると刻印油こそ無駄にはなってしまうが、装備が駄目になるわけではないので素材さえ揃ってあればあとは単純な確率との勝負になる。そのために努はゼノやガルムの協力も借り、多量の刻印油をストックして最強の水着作成に挑んだ。

 だが、物欲の女神はどうでもいい時にこそ微笑むものだ。結果として努は十回に満たない回数でレベルに見合わない刻印三つを施すことに成功していた。そしてそれに応じた経験値も入り一気に40レベルまで上昇したが、しばらく低乱数を引かされることは間違いないので素直に喜べはしなかった。


「……ツトムがこっちに帰ってきたのは、一ヶ月くらい前で合ってるのです?」
「……そんなもんかな。ハンナに見つかってすぐ無限の輪に帰ってきたから」
「見つかったとはなんっすか。見つかったとは」
「ふーん……」
「んにゃー……」


 ユニスはそう呟きながらレベルと日数計算でもしているのか、上の空で電卓でも弾くように尻尾の先をうねうねと動かしている。エイミーもそもそもレベルの概念が変わって統一されていた鑑定士のスキル欄を見て何やら呻いている。


「ん~……」


 エイミーやユニスとは違い少し前からPTに入っていたクロアは、今よりも常軌を逸した刻印の数をこなしていた努を実際に見ている。それに表には出さなくなったものの相変わらず夜通し刻印していることも何度か確認しているので、傍から見ればその一ヶ月は地獄に他ならない。


「えぇ……?」


 そのことを勘違いしていそうなユニスにクロアは忠言しようとも思ったが、当の本人は笑顔で顔の前に人差し指を立てている。なので彼女は困惑の声こそ上げたものの、口を固く結ぶことにした。


 ――▽▽――


(……まさかここまで早く完成させるとは思いもしなかったよ。これも異世界の民ゆえのことなのか?)


 クランメンバーに便宜を図ってくれたギルド長のために深海階層の底へ辿り着ける水着を制作したい、と努から言われた時はどう説得してそれを止めさせるかゼノは悩んでいた。僅か一ヶ月でレベル30の刻印士になっていることには驚いたものの、それでもたかが知れているレベルではある。

 それこそサブジョブが導入された三年前から、既にこなしていた仕事での技術もあってか刻印士としてそれぐらいのレベルになっていた者はいた。そして現在はアルドレットクロウ工房や一部の職人がレベル50まで到達しているものの、深淵とも呼ばれている深海の底に対応した装備は作られていない。

 正確には作れないのではない、手間とコスト面を考慮して作られていないだけだ。そのために一体どれだけの刻印油を消費しなければならないのか。刻印士に装備を発注することもあるので刻印のことをある程度知っているゼノからすれば、その費用を考えるだけでゾッとする。

 それに加えて、現在多くの職人たちからなにまでを囲い込んでいるアルドレットクロウ工房の意向もある。レベルだけ上げるだけで腕のない生産職などあってはならないという主張の下、生産職のレベルには価値がないような風潮を最も大きな工房が率先して作り上げてきた。それに逆らうことが得策ではないことは明らかだ。

 とはいえ、流石に30レベル程度で三つの高難度刻印が成功することはまずない。そのためゼノはいくらかの刻印油を努に融通したものの、刻印を失敗による損失を計算し越えてはならないラインを話し合って決めていた。努が実際に無謀な刻印を失敗し続けて損失がかさんでいけば、費用対効果に合わないと諦めてくれると思ったからだ。

 だが実際はそのラインを大幅に下回る回数で、努は高難度の刻印三つを水着に施してみせた。彼曰く運が良かったとのことだが、果たして本当にそうなのだろうか。何か刻印における裏技のようなものを編み出しているのではないか。


(このままでは、レベル50も易々と飛び越えるのではないか? 幸運者騒動と同じように、出過ぎる杭は打たれないを地で行く気に違いない。……そうなると、もう力関係は逆転してしまうだろうな)


 そしていざとなったら家族を人質に取るような人間が、無限の輪のクランリーダーに相応しい力を持って君臨する。ファッションブランドとして名高いゼノ工房の自室で、彼は最悪の結末を想像し銀色の髪をくしゃりと握りながら歯噛みした。

 三年前にクランハウスの前で起こった凶事は、ゼノの記憶に今でもこびりついて消えていなかった。

 確かにあの時の自分は、努とディニエルのどちらが正しいのか決めあぐねていた。だからこそどちらの立場が正しいということになってもいいような立ち位置を維持していたため、彼女が矢を放つことを見過ごしつつも口では撃つべきではなかったと主張していたことも確かである。

 しかしだからといって、大切な家族を口に出してまで自分を脅すことはなかっただろう。十中八九ハッタリだったとしても、それを口に出されてしまえば信頼関係など構築できるわけがない。もしいざという時がまた訪れれば、努は再び自分の家族を人質に脅すだろう。そうされた自分は何も出来なくなってしまう。

 努が帰ってくるために活動するガルムたちを止めることはできない。ならば自分は努が帰ってきてもまた生殺与奪の権利を握られないように、まずはいつでも無限の輪を離脱できるような状況を作り上げた。その一環としてファッションブランドのゼノは立ち上がり、その売上で経済的には探索者をしなくても生活していける基盤は築き上げられた。

 勿論探索者としてもゼノは成長していた。ただこれに関しては周囲のPTメンバーに自分の力を引き上げられていることは否めなかった。ただそれでも今のゼノは努より探索者としての技能もレベルも高いことは確かだ。


(いざとなれば家族と共に迷宮都市すら出ていける。……だが、それで私はそれからも胸を張って生きられるのか?)


 妻は勿論、二人の娘は目に入れても痛くないほど可愛い。そんな家族のためになら何を捨てても構わないと思う。だがそれと同時に、無限の輪に入ってからでいえば四年以上は活動を共にしてきたクランメンバーもまた、家族に並ぶ仲間であることに他ならない。

 同じPTメンバーとして活動してきたガルム、コリナ、リーレイア、ハンナは言わずもがなだ。それに努に捨てられたと傷ついている中で保護していた孤児からすらも裏切られ、それでも健気に子供の世話をしているダリル。それと比較すると母がいるおかげか安定しているもののまだ危うさの残るアーミラ。あの凶事から逃げるようにアルドレットクロウへ移籍してしまったディニエルと、同じく帝都に行ってしまったエイミー。

 そしてその無限の輪を設立した核である努。その別れ際はとても苦いものとなり今も味がするほどだが、それでも彼のおかげでここまで来られたことに間違いはない。だが努が帰ってきてしまったことに落胆したことも間違いない。

 それから彼が探索者としてでなく生産職の道に舵を切った時には、内心とても安心してほくそ笑んだ。そのまま落ちぶれたままでいてくれれば、家族を害されることもなければ仲間と別れずとも済む。かといって落ちぶれすぎて凶事に走られても困るので、生かさず殺さずの状態を維持するのが一番良かった。

 だが、そんなどっちつかずの状態も今日で終わる。努が深海装備を実際に作成したせいでアルドレットクロウの四軍に位置する魚人の一人が、彼に制作依頼を出すとごねている。今はアルドレットクロウ工房から止められているものの、魚人の海に対する気持ちは並大抵ではない。

 いずれはそれも突破して努本人に交渉を持ち掛けるだろう。そうしていくうちに努は三種の役割を広めた時と同様に、自身で成果を出して生産職の常識をもぶち破っていくのだろう。そうなれば今の状況が端から端まで引っくり返っていくように逆転する。

 結局自分はあの時のようにどっちつかずの立場を取って、選択を先送りにしただけだった。あの時は努がいなくなったおかげでそれからは平和に過ごせたが、彼が帰って力をつけようとしている今、再び選択を先送りにすれば家族か仲間のどちらも失うかもしれない。


「はぁ……」


 ゼノは努が帰ってきてからそのことを一人、思い悩んでいた。どちらも選択できる位置にいながら、どちらも選択できるような手段がないかを模索する。だがいくら一人で考えたところで妙案が浮かぶこともなかった。

 そして今日も徒労に終わり、じりじりと内心が焼けていくような状態のまま偽りの笑顔を張り付けてクランハウスに向かう。願わくば三年前のように、自分が選択せずとも事態が好転することを祈りながら。

 コメント
  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 9:26 AM

    ザマァ系の展開に期待しつつ、主人公がパーティ全員に純粋に好かれてないと嫌って相当わがままなこと言う奴多くないか…
    キャラが脳死状態じゃなく、相互理解足りてない感じの描写はこの作品の持ち味でもあると思うが。

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 9:37 AM

    ゼノの常識人の感覚、いいですね。無限の輪の中で貴重w
    ツトムの行動に対する信用度は、おおよそ関わった期間に比例する感じですかね。
    目の前でラッキーボーイからの三種の役割、スタンピードとか見てれば納得だけど。

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 9:46 AM

    ゼノくんが何某かに焚き付けられて努と戦争するの希望

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 10:05 AM

    ゼノのツトムに対する態度の理由と葛藤などを知れてよりこれからのゼノが気になります。ツトムと和解してクランに残っては欲しいけど…どうなるのかな

  • ななし より: 2021/02/08(月) 10:13 AM

    ツトムの感覚を理解してもらうにはまず探索者の致命傷を与えなければ何をしても問題ないって認識をツトムは嫌ってることを理解してもらわないと話にならないからね

    ゼノから見るとツトムとディニエルの喧嘩を横で見てたらディニエルの攻撃を止めなかっただけでお前も敵だ、家族を殺すって脅してこられたわけだからね、そりゃ不信感も募る

    こっちの世界で例えるなら全国でも有名な部活の顧問が一度体罰で部活を離れて安心してたけどまた戻ってきてしまったって感じだろうね

    まあこの状態はツトムの自業自得なのできちんとライブダンジョンに向き合うならしっかり向き合う必要のある問題でしょうね

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 10:20 AM

    ゼノもなんかアルドレットクロウみたいな状態になってるな
    何をやりたいのか迷走してるような気がする

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 10:35 AM

    ようやく刻印が形になってきて楽しくなってまいりました!
    ゼノの一般人感覚でツトムを見るとこうなるんだな。

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 10:40 AM

    ゼノが抜けてピノさんと娘二人が来ればなんの問題もない

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 10:42 AM

    そりゃ当時の努は、元の世界に帰れる可能性があるのに邪魔をされて帰れなくなる可能性が高いのではと、疑心暗鬼になっていたんだし。
    まぁ実際に邪魔をされて危なかったんだけどね。
    努に対する理解度が低いなゼノは。

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 10:53 AM

    努が帰るときの騒動は大体努が悪いし
    家族を人質に取るのはゼノにとって超えちゃいけないラインだったでしょうね
    上手くいってないメンバー多すぎて和解が楽しみ

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 11:09 AM

    努は目的のためなら手段を選ばない部分はあるけど
    現実世界に帰還するにあたって仲間に十分な財産を残すような情も持ってる
    疑心暗鬼になってるゼノは一度腹を割って話し合った方が良いだろうな

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 11:28 AM

    ゼノそんなに悩んでたのかw
    いやまあでもたしかに家族人質にされたら、そんな奴と今後これまで通りの関係続けられないですよねw
    読者目線の努じゃなくて、ゼノ目線の努がよくわかりますね
    現状努の1番の理解者は誰なのか

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 11:57 AM

    なんなら殺す気は無かったディニエルより死ぬかもしれなかった攻撃を止めなかったゼノの方がやべーんよな。凡人としては鉄火場で呆然としてしまう気持ちは分かるが。ゼノは自分が家族を人質に取られるような酷い事をした自覚が無いのが決定的な努とのズレ。

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 12:21 PM

    ゼノさん中間管理職みたいな苦労背負ってんね
    エリート出世街道を蹴ってまで探索者になったんだし、ここで逃げるように引退するのは思うところあるだろう

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 12:31 PM

    だいたい家族人質家族人質って言うけどクラン内の対人最弱の努としてはゼノの敵対行為を止めるにはそれしか方法は無かったって事情もある。
    まあそれでも酷い発言だし神の悪意に晒されて切羽詰まってたからって色々無茶をしたツケだな。

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 12:33 PM

    ゼノw ヘイト管理出来てんのか?
    ツトムに思うところがあったならダリルやアーミラのように金だけもらってクラン抜けるべきだったね。 ツトムに帰って来るなと願いながらも無限の輪の恩恵を受けて名声や金を得てたってのは小者過ぎw
    結局はツトムの刻印下克上に乗ってウハウハのゼノしか想像出来ないんだけど…

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 1:00 PM

    こういう内側に溜め込むタイプは、ただの先延ばしにしかならないと解っていつつも、なかなか踏み出せないもんなんだよなぁ。
    覚悟決めて全部吐き出してしまえば、意外とあっさり解決したりするだけどねw
    ただまぁ、なんやかんや言っても、実際に嫁と子を持つ身としては、このゼノの迷いは責められんわ。
    綺麗ごとばっかじゃねえからな、家族を守るってことは。
    泥臭いもんだよ、ほんとに。

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 1:00 PM

    ゼノに対しての辛辣なコメント多すぎww
    そこのお前は親のお陰でこの世に生まれてきた訳だけど、親のためなら全て捧げられるか?
    極論だけどそういう事だろ?

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 1:48 PM

    ゼノさん奥さんと話し合おう
    一人で考えてたらまた家に入れなくなるぞ

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 1:52 PM

    更新お疲れさまです。
    刻印のレベル上がってきてそろそろ楽しい展開になりそうですね。
    やっぱり努とクランメンバーでの話し合いはどっかでしないと不味いことになりそう。

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 2:14 PM

    こういう心理描写への分析は、自己の価値観や感情に引っ張られるからねぇ、冷静になろうぜ。
    今回のゼノはまぁグズっぽい感じだけど。
    でもさ、自分だけならともかく家族に不幸どころか危険が及ぶ可能性が少なくない(とゼノ本人は思ってる)から、守りに入る思考に傾くのは仕方ないとは思う。
    ほら、ドラマでもよくある家族の為に悪事に手を染めてました的なアレよ。
    努だってクランメンバーに財産を残したのは「自分の世界へ帰還っていう極めて個人的な目的」に付き合わせた報酬みたいなもので、何も恩を着せる為のものじゃなかったハズでしょ?

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 2:18 PM

    メタ視点のない当事者のゼノはともかく、自分を社会的にも潰しに来たミルルすらソリッド社から「なんなら消しますが?」されても止めて、その後一定の努力自体は評価する努が本当に人質なんか取るわけないでしょ。
    とくに子供には、火竜戦の耐火装備を求めた際に代金チョロまかした丁稚に治療費あげたりするぐらい甘いし(孤児の件は…www)

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 2:29 PM

    ゼノの奥さんかなり弩級の迷宮マニアなはずだから
    ファッションブランド一本で生きてく!とかなったら最悪離婚まで発展しそうな気がする
    子供いるからそこまではいかないだろうけど

    てかゼノさん無限の輪入る前後の自意識過剰っぷりがぶり返してるんちゃうかな
    奥さんに説教されて鳴りを潜めてたっぽいけど…
    元々努力に努力を重ねてやっと二流の上位、一流の下位、に食らいついてただけで
    今は無限の輪、ひいては探索者達の中心に立ってる、と思い込んでる気配が…

    どんだけ考えても無限の輪って努がいないと成り立たないクランだって
    理解出来てないのゼノくらいな気がする…次点がコリナ?
    努は戻ってこない方がよかった!って思ってたのはディニダリル含めてもゼノだけだろうし
    ぶっちゃけた話ゼノってアルドレットクロウに移籍した方がよさげだよね
    今話の内心を見る限り…

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 2:29 PM

    ゼノには共感できるけど、日和見な態度が腹立つんだよね。
    凡人だから自己防衛の為には必要かもしれないけど、その割にはこだわりが強かったりするし、、
    元々この夫婦あんまし好きじゃ無かったから退場してくれたら嬉しいけど、凡人代表として残留してほしくもある。。

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 2:32 PM

    家族は大切だよな、そりゃ警戒もする。
    ただそれはそれとしてどっち付かずはいけないよな、二兎追うものはってやつ。すぐ直るし片足くらいと考えてしまったのがね。ここまでの溝になるとは。
    クランも信頼も完全に崩壊しとるやんけ。

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 2:33 PM

    なろうの完結作品からライブダンジョン!の後半402話「冷めた宣告」を読んで、
    ここの26話を読んで、
    それから今回の58話を読んでみよう。

    俺にはゼノの擁護は無理。

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 2:36 PM

    仮にディニエルの足への狙撃がライダン世界では一発殴る程度だったとしても、やるとわかってて止めないってどうよ?
    これが「書類盗もうとするツトム許さん!ディニエルかましたれ!」ならまだしも、「どっちが正しいかわからんし一先ず撃たせるか。あいつ白魔(医者)だから自分で治せるし」は、親友エイミーのため義憤にかられたディニちゃんどころの話ではなく、もはやサイコパスまであるぞ。
    少なくとも、もうゼノを常識人や良識人とは思えない。新しいタンクも入ってきたし、これ以上株を下げたり俺の思い出を汚す前に退場してくれ。

  • 匿名 より: 2021/02/08(月) 2:43 PM

    物語が進んでいくと、主要キャラがみんな主人公スキスキになって単調になる小説良くあるけど、ライダンはキャラクターの心理が丁寧で飽きないね。

  • ナナシ より: 2021/02/08(月) 3:40 PM

    ゼノはなんで被害者顔してるんやろか…保身に走った挙句家族を人質に取られて悩むって。努はあの時一歩間違えれば死んでたやろ…

  • ダンジョンマニア より: 2021/02/08(月) 3:42 PM

    更新乙です。

    ツトムをクズ認定する人おるけど、なんでやろ。
    行動とか表情を表には出さないので分かりにくいとは思うが、これまで自分と関わってきた人、恩人、クランメンバーに対して優しい気持ちを持っている事、実際に行動を起こそうとしたところは、これまでいくらでも描写があったと思うけど。

    ※スミスのワイン買い戻す話とか結構好き。

    やられたらやり返すをやったらクズなんかっちゅー話で。

    徹底的にやり返したのって、幸運者騒動の時のミルルの時くらいでしょ。

    まぁ、ツトムは元からそうだけど、ゼノもコミュニケーション取れてないよなぁ。

    さっさと腹をわって話すべきと思う。
    ゼノ個人はどうやっても一般人の範疇を出ないレベルでしかものを考えられないし。

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