第489話 暴虐無人

 

「ほらよ」


 アーミラはマジックバッグから大剣を出すついでに、緑色の液体が入った瓶をダリルに放り投げた。彼は一瞬警戒したものの両手で受け取り、それが正規店のラベルが付いた緑ポーションであることを確認する。


「後で負けの言い訳にされても困るからな? さっさと飲んで構えろや」
「…………」


 黒い尻尾を逆立てていたダリルはアーミラの売り言葉に困惑したような顔をしたが、それを振り切るようにポーションを飲み干した。それにより多少の打ち身や内臓の損傷などが治っている間に、彼女は腰骨が砕けてまともに立てない重騎士の近くへ威嚇でもするようにブレスを吐く。


「こいつらはまだ俺の獲物だ。大人しく待っとけ」
「…………」


 新品の亜麻色の服とその汚らしい髪や顔つきが妙に不釣り合いな浮浪者たちは、アーミラの警告を受けて少年からそそくさと距離を取った。

 その様子を見ていたモイがハッとしたように周りを確認すると、気付かないうちに不気味なほど亜麻色の服で統一された者たちが遠巻きに集まっているのがわかった。それらは死肉のおこぼれを狙うハイエナのようなものだ。


「今ならあんな雑魚ども蹴散らせるだろうが、手足一本ない状態ならどうだろうな? 素っ裸にひん剝かれるだけで済めばいいな」
「っ……!」


 同性とはとても思えない物言いに黒魔導士の少女はキッとアーミラを睨み付け、モイはその未来を幻視したのか現実逃避するような目で手にしている双剣を見下ろしている。そんな脅し文句をのたまう彼女をダリルは真顔で見つめる。


「……一体何がしたいんだよ」
「てめぇこそ一体何がしてぇんだか。もしかして孤児を全員救えるとでも言うつもりか?」
「……そうだよ」
「理想論だな。ツトムなら鼻で笑いそうだ」


 そもそもダリルだけで何とかできるのなら一人でこの場に来ていただろう。それなのに自分をこの場に連れてきたのは、孤児を切り捨てられないことを彼自身が理解していたからだ。だからこそ自分がしくじるであろう後始末の保険を立てた。そんな知性と冷徹さも持ち合わせなければ孤児団体の運営が上手くいかないことを、彼は身を持って味わっているからだ。

 それなのにいざその時が来たら見捨てられない。そしてとぼけたように何がしたいと尋ねたりしてくる。気付かないフリをしていても心の底ではわかっているはずだ。良い環境を用意すれば救える者もいると同時に、どうしようもなく救えない者もいることを。


「理想を語るなら力を示せよ。単純な話だろ?」


 その力を示すために自分もここにいる。努があそこまで対人戦に嫌悪感を示しているのなら、オルファンの対処にも困っていることだろう。盗賊を自身の手で殺めたくはないが、周囲の安全は確保したい。努の心情としてはそんなところだろうか。

 その点自分は荒事にも慣れているので万が一盗賊を殺したとしても大した負担にもならないし、今はタイミング良く無限の輪の一軍も出払っている。オルファンを無力化すれば多少の評価は得られるし、戻る切っ掛けにもなるだろう。


「まぁ、今のてめぇにそんな力があるとは思えねぇがな」


 そして何よりも、最近は派生のユニークスキルが発現したこともあって力を持て余している。その力を全てぶつけられる者と真っ向から戦えるのなら、多少の面倒も買えるものだ。そのついでに無限の輪のリーダーである努に恩も売れて、旧友の悪縁も斬れるなら尚のこと良い。

 大剣を上段に構え、翼の揚力を利用して低空飛行でもするように大盾を構えているダリルに迫った。そして大剣とは思えないほど軽々しく振られるアーミラの猛撃を、彼は大盾で真正面から受け続ける。


「パワー、スラッシュゥゥゥ!!」
「ディフェンシブ!」


 スキルの力も乗った必殺の一振り。それに対抗するようにダリルもスキルを使いVITを上昇させて衝撃に備え踏ん張る。大剣と大盾が交差するとまるで魔法が拮抗しているような音が響き、孤児たちが身震いするほどの衝撃が走った。

 その衝撃の中心にいたアーミラは振り切れなかった大剣を引くと、多少大盾がへこんだ程度で済んでいるダリルを見やる。


「流石に押し切れねぇか」
「…………」
「なら仕方ねぇ。奥の手を出すしかねぇな?」


 そんな言葉とは裏腹に早く奥の手を披露したい様子のアーミラは綴る。


「神龍化」


 そのユニークスキル名と共に、アーミラの長髪が熱を上げていくように白く染まっていく。仙骨の辺りからは蜥蜴のように尻尾が生え、背中の翼は血管を浮き出させながら更に膨れ上がる。

 そんな神龍化での変化でダリルの目を引いたのは、大剣を持っていた彼女の右手がまるでドラゴンの前足のように大きく発達していたことだ。それはまるでモンスターの腕を無理やり人に移植したかのような歪さがあった。


「すぅー……」
「……! コンバットクライ!!」


 この一帯を焼き尽くさん限りのブレスの予備動作を孤児たちに向けて放とうとしたアーミラに、ダリルはすかさず穿つような赤いコンバットクライを放つ。龍化時に限っては有効なその赤い波動を浴びた彼女は口端を上げた。


「エンチャント・アース!」


 西瓜の種でも吐くように放たれた細かなブレスを、ダリルは地面に大盾を突き刺し遮蔽物のように利用して防ぐ。しかし想定以上にその威力が強く、地面に刺した大盾が使い物にならないと判断した彼はマジックバッグから新たな大盾を取り出す。

 そして大盾がブレスを受け切れず弾け飛んだ瞬間、アーミラは強靭な翼を振るって一足飛びで近づいた。


「パワースラッシュ」
「っ!」


 ダリルの顔を龍の手の影が物理的に覆う。巨大な手で握り締められた大剣が振り被られ、万全の状態で大盾を構えている彼を薙いだ。

 地面に踏み止まろうとしたダリルの足は浮き、一瞬でその場から搔き消えた。人知を越えた一振りによる風圧はアーミラの後ろにいた孤児すら吹き飛ばし、地面を転がっていく。

 廃墟の壁に叩き付けられたダリルの大盾はぐしゃぐしゃになり、重鎧は衝撃を抑えきれずに砕けていた。重騎士の高いVITが真正面から受けても防げなかったその攻撃に彼は身震いしながら立ち上がろうとするも、もはや致命傷に等しい状態では不可能だった。


「やっぱり死なねぇか。当たれば深淵階層でも苦労しなかったんだが


 異様なほどの汗をびっしょりとかいていたアーミラは龍の手を地面に下ろして足で踏んづけると、そこから勢いよく右手を引っこ抜いた。彼女の右手が抜けると同時に龍の手は光の粒子に包まれて霧散を開始する。

 それから神龍化を解除して髪色が戻っていき息を整えている間でも、ダリルは身じろぎをするくらいしかできなかった。どうにか力を入れようとするも破損した鎧が擦れる音を響かせるだけだ。


「これでもうお守りはいなくなったわけだが……随分と呑気なもんだな。エンチャント・ファイヤ」


 そんな満身創痍のダリルを見て助けようともしなければ、仕掛けてもこない孤児たちをアーミラは冷めた目で見やる。そしてマジックバッグから無骨な大剣を引き出して刀身に炎を付与した。

 もう決着がついたと思いきや未だに戦う気しかない雰囲気のアーミラが振り返ってきたのを見て、うんざりするほど実力差を見せつけられて完全に戦意を失っていたリキは降伏するように両手を上げる。


「ま、待てっ! 俺た――」
「死ね」


 そう言葉では告げたものの実際に殺す気はないのか、無抵抗なリキに構わずその右腕を大剣で叩き落とした。


「あっ――ぎゃああぁぁぁ!? ああああああああ!!!」


 自身の腕が斬り落とされたことを認識したと同時、真っ赤な刀身を断面に押し当てられて火傷による止血を行われたリキは絶叫した。いくら神のダンジョンで死ぬことに慣れているとはいえ、拷問に近い行為を経験することはほとんどない。

 その度し難い痛みに悶絶している間に右足も斬られてからその赤い刀身で止血されたリキは、ショック死するのではないかと思われるほどの過呼吸に陥っていた。そんな彼の有様を見て顔を青くした黒魔導士の少女はばっとアーミラに杖を向ける。


「メテ――う、ふぐううぅぅぅ……!!」


 杖をかざして短い詠唱が終わらぬ内に、アーミラは間合いに踏み込み大剣の腹で死なない程度の力を込めて少女の顔面を叩いていた。それに怯んでいるうちに彼女から押し倒され、先ほどのミーサと同様にナイフでの口封じを施される。


「やめろぉぉぉぉぉ!!!」
「はっ、威勢が良いな」


 リキは手足を失い、重騎士はもはや立てない状況では自分が前を張るしかない。それでも恐怖で動けなかった感情を振り切るように叫んだ大剣士の少年に、アーミラは笑みを深めた。

 決死の覚悟で大剣を振るう少年にアーミラは真っ向から付き合ったが、数合で決着はついた。彼女の攻撃を受け切れずに腕があらぬ方向に曲がってしまった少年は苦悶の表情で地に膝をつく。


「で? 残りはお前だけなんだが、足掻きもしねぇのか?」
「……私なんかが、貴女に敵うわけない」
「そりゃそうだ。なら潔く自害でもするか?」


 そう言われたモイはだらんと持ち下げていた双剣を見つめた後、靴紐を結ぶようにしゃがむと自身の足の腱を深く斬った。その後左腕にも深々と双剣を突き立てた彼女の奇怪な行動に、アーミラは感心でもするように息を漏らした。


「ある意味で思い切りはいいな。それなら後はあいつらに喰い散らかされて仕舞いだな」
「……その前にこれ、あの人に返しておいてもらえますか」


 事が終わった後のおこぼれを狙っている亜麻色の服を着た集団を見やったアーミラを前に、ぺたんとその場に座り込んでいたモイはマジックバッグから緑色の杖を差し出した。


「……あぁ、ツトムの杖か?」
「はい」
「はっ。今更罪滅ぼしのつもりか?」
「そうですね」
「なら何で事前に返さなかったんだよ。無限の輪のクランハウスにでも送っとけば済んだ話だろ?」
「貴女からすればゴミみたいな存在でも、私にとってリキは大きな存在でした。彼どころか二番手の人でも、裏切れば死んでしまうと思うくらいには」
「……へー」


 途中から怪訝そうな顔で空を眺めて話半分だったアーミラは、雑な相槌と共にモイを抱えるように持ち上げた。


「そんなに返してぇなら、自分で返せ」


 すると彼女はそのままモイを亜麻色の服を着た集団の方に思い切り放り投げた。そして地面に落ちてゴロゴロと転がるモイに、亜麻色の服を着た集団はアーミラが来ないことを確認した後、金でもばら撒かれたかのように殺到する。

 とにかく自分の利益を確保しようと多くの手が伸びてきたのを見て、モイの生気を失った目にも涙が滲んだ。

 そしてモイが無理やり装備を剥ぎ取られている最中、他の倒れている孤児たちにも目がつけられてにじり寄っていく。

 すると突如としてアーミラとダリルの間に割り入るように、上から何かが勢いよく降り立った。


「…………」


 対人用にショートソードを引っ提げていたガルムは神妙な顔で彼女を見つめる。もはや虫の息のダリルや四肢を欠損している孤児たちに、乾いた血が張り付いている大剣を持ったアーミラを。


「ハイヒール」
「ダリル!!」


 それから緑色の気が負傷していた者たち全体に着弾し、悶えるほどの痛みを癒していく。その後をついてくるように降りてきたミルルは慌てたようにダリルの下に駆け寄り、内臓が潰れて顔が土色になっていた彼の治療をすぐに始めた。


「……あー、それ。僕の杖なんですよねー。悪いんですけど返してもらえます?」


 そして身体を丸めていたモイから丁度もぎ取るように緑色の杖を奪っていた浮浪者に、ヒールを飛ばしていた努はフライで距離を取りながらも気まずそうに話しかけていた。

 コメント
  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 12:58 PM

    ツトムは自分に関わってこなければ孤児なんてどうでもいいからねえ
    どうなるかな
     
    もろもろはよ済ましてダリルとアーミラに戻ってきて貰いたいなあ

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 1:44 PM

    杖だけ返してもらったらすぐに帰りそうw

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 1:55 PM

    ツトム興味無さそうなのほんと笑える

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 2:22 PM

    リキ達にはダンジョン外で殺されるかダンジョン内で誰かを殺してレベルとジョブ剥奪されるののどちらかが待ってる位にはやっちゃって欲しい。

    努を逆恨みしてるけど努の助けが無いとステータスカードもジョブも持てなかったんだろうし、元に戻るって事で。

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 2:44 PM

    ツトムは人の本質が変わることは無いと信じているクチだから、ミルルのクラン加入は基本的に認められないだろうね。
    打算的に手を組むことはあっても身内には入れられない。「せいぜいがんばってくれ」の赤の他人スタンスだから。
    ダリルに対しては飼い犬としての評価は高かったから可能なら戻ってきて欲しいけど、ツトム自身が脱退の一因になっているし、自分じゃ到底真似できない孤児クラン経営をしていた根っからの善人に対して上からどうのは言えない、それくらいの常識は持っている。
    結局はダリル自身、ただ事ここに至ってまだ踏ん切りがつかない様子なのですぐには難しそう。
    意見できるとしたらガルムかなあ。推薦したのは自分だからって真面目に負い目感じて責任取ろうとしちゃいそう、愛しい。
    アーミラは、欲望を満たしながらも計算高く、周りが邪険にできない立ち回りをしている(つもり)、なんだかんだ甘え上手なのが良き。

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 3:00 PM

    リキたちはぶん殴られながら生きるのに向いてるだけで、基本的に殴られない環境じゃ真っ当に生きていけないんだよ。
    ダリルとは相性が悪かっただけさ。ダリルは他人を知らないからな

    治安のためにも街から永久追放するか殺すべきだね

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 3:07 PM

    更新お疲れ様です。続きを読むことができて嬉しいです。ありがとうございます。

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 3:08 PM

    神龍VS神龍化アーミラ、期待してます!

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 3:08 PM

    努は有害な奴らがどうなろうと知ったことでは無いってスタンスだろうけど
    ダンジョンで使用する為に作った武器とかが、殺害や拷問紛いな使われ方すれば嫌悪感持ちそう

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 3:14 PM

    ダリルしばくときにしか純白の大剣使ってないし

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 4:21 PM

    リキ達がやろうとしていたことを実際にやられている感じですね
    リーダー格のリキだけ欠損させてそれ以外は治療可能範囲に抑えてますし…かなり理性が見えるのでアーミラも成長したなぁ…モイを投げるのはちょっとだけど少ししたら気が変わったとかで回収したのかな?
    努の杖が持っていかれるのも不本意でしょうし
    モイは「もう!なんでそんな変な方向にばかり思い切りがいいのよ!」の画像を思い出す程度に変な方向に突っ走るなぁ

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 4:27 PM

    途中から怪訝そうな顔で空を眺めて話半分だったアーミラは
    ってのはモイの話に怪訝そうな顔したんじゃなくて空に誰か(努たち)いるのに気づいからそっち側に投げたんだと思う

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 4:32 PM

    アーミラと犬っころの実力差が思いの他大きい。。。
     
    リキ達みたいにレベルだけに頼って自力つけない連中と絡んでると、ライダンの世界ではこうなるんだなと感じた。朱に交われば赤くなるとか環境って大事なんだなと感じた。
     
    個人の想像だけどアーミラは実践や普段のトレーニングで鍛えてきてたんだろうな。というかナチュラルに強くなることを選択して突き進んできた感じがする。努が60階層挑戦の時、カミーユのことを「どこぞの戦闘民族」とか言ってたけど、アーミラの方が「よりサイヤ人っぽい」って前回と今回で感じた。努と会う前から人間関係めちゃくちゃだったけど、高校2年の年齢のころからカミーユを越えようとしてたからな。たとえ親であろうと自分より強い人がいるのが(無意識レベルで?細胞一つ一つのレベルで←言い過ぎ)本質的に許せないのかなと勝手に妄想してみた。
     
    今のアーミラなら犬っころと違ってある程度どんな環境でも強くなっていきそう。まあ、努と絡んだ方がより効率的に強くなるだろうけど。イチローとか藤井聡太とか大谷翔平みたいに「あまり根を詰めるなよ」とか「たまにはちょっと休んだら」とかって先輩や先生や親や監督や師匠や周りに言われても、努力を努力と思わずにナチュラルに強くなるタイプに見える(彼らほどではないかもしれないが)。まあライダンに限らず強キャラは大概そうかもしれん。つき抜け具合はアーミラより努の方が断然上のようなきがするけど(現状単純な強さでは努のほうがかなり弱そうだけど)。
     
    努はゲームのライダンで全一&ソロ初クリア、こっちのライダンで100階層までの攻略では一度も死なずに初攻略、元の世界に戻って3年で世界的オンラインゲームで世界一って感じで、似た世界とはいえ少なくとも異なる3つの所で全一3回取ってる位エゲツナイぶっ壊れキャラだから、相当強キャラでも越えるの難しそうだけど。
     
    アーミラが以前無限の輪にいたとき立ち位置やキャラの格は5位6位って個人的に思ってたけど、今回の見たらもっと上に行きそうだがどうなるんだろうか??キャラの格とか序列からいったら今回のように強くなっても他のキャラの方がより強いくて、立ち位置は以前のキャラの格通りになるのか?単純にそうなるとも思えないが、そうなると元無限の輪の人達とか結構強さがえげつなくなってそう。ガルムとかカミーユとかディニエルとか鳥頭とかは、少なくとも格上キャラって思ってたけど今回のアーミラより強いってあんまり想像できない(流石にディニエルとカミーユはアーミラより強いと思いたいけどアーミラの「神龍化」で立ち位置激変してるかなどうなんだろうか??)。。。
     
    この3年で彼らがどう成長してるか見るのが今から楽しみ。キャラの格って漫画では結構強く固定されてる作品が多い気が個人的にするけどライダンではランキングが激しく入れ替わったりするんだろうか?ドラゴンボールで言えばベジータよりピッコロの方が強くなって固定されるみたいな。。。まあ、抜きつ抜かれつを上手く描写してもらえたらそれが一番面白そうだけど無限に長くなりそう。
     
    少なくとも3年前はアーミラと犬っころは同格ぐらいに思ってたけど。。。犬っころが無限の輪に戻ったらアーミラと同格レベルまで強くなるって未来があまり想像できないけどどうなるんだろうか?普通の漫画だったら一度へこんでも元の格のレベルまで戻る???ようなきがするんだが。。。
     
    キャラの格付けは『努≒ゴクウ、カミーユ≒ベジータ、アーミラ≒トランクス、犬っころ≒孫悟天』(←テキトウ)くらいに思ってたけど、犬っころはクリリン(地球人最強(キリ))とかヤジロベーとかヤムチャポジションになってしまうのか?それとも異世界ものの「1話目で報われない主人公は実はものすごく強くなるもしくは強い」的な法則が発動するのかどっちなんやろ(いぬっころは主人公じゃないけど)。今後の展開が楽しみや。

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 4:33 PM

    無限の輪 100階層時点の個人的「キャラの格(適当なので異論は全面的に認める)」
     
    1位 努
    2位 ディニエル
    3-5位 ガルム、エイミー、鳥頭(強さは猫と逆?)
    6-7位 アーミラ、犬っころ
    8-10位 コリナ、ゼノ、リーレイア
     
    コリナ(当時ほぼ死神の目(≒ユニークスキルレベル)持ってたから強さはもっと上かも)
     
     
    無限の輪元メンバー 現時点の個人的「強さ予想(適当なので異論は全面的に認める)」
     
    1位 ババアエルフ
    2-5位 アーミラ、ガルム、鳥頭、コリナ
    6-8位 エイミー、ゼノ、リーレイア
     
    9位-最下位 犬っころ
     
    ??? 努
     
    (「パーティーを組んだ時の貢献度」でいえば努は現状のように相対的にレベルが低くてもライダン全体でもトップクラスの働きをしそう(多分)。。。。
    白魔道士とタンクがいて三種の役割使うことで、高レベルなバトルの戦闘可能ターンや可能時間が10ターンから50ターンとか1時間から5時間まで安全に引き伸ばせれば、単純に5倍の戦力を手に入れたことになるし、バフで攻撃力が1.5倍とかになれば更に7.5倍の戦力上げたって事にものすごく単純化すれば考えられる。努はこの運用が他の平均的な回復役より倍率高そうだし、余裕がある場合は攻撃にも積極的に参加してDPS(一秒毎のダメージ)も底上げして戦闘を速く終わらせる事もできるので貢献度は単純なアタッカーより高く出そう。)
     
     
    100階層時点ではアーミラと犬っころは同格と思ってたけど、今回の話でアーミラは下手したら、強さは2位くらいはありえるかも。ただ、タンクでライダン世界のトップレベルであろうガルムが、アーミラより弱いというのは結構認めたくなくもある。鳥頭さんより強いのは個人的にはわりとすんなり受け入れられるけど。逆に犬っころは9-最下位って予想。
     
    現時点の強さの正確なところはわからないけど(ライダン読者ガチ勢の意見は聞きたいが贅沢は言うまい)、個人的に一つ疑問に思ったのが「努と犬っころは現状どっちが「単純な戦闘能力」が強いか」という点。流石にリーダーとして3年冒険してきてたから「いぬっころ>努」なのかどうなのか。。。現時点で「努>いぬっころ」としたらどれだけ駄犬なんだって話になる気がするが。。。。曲がりなりにもクランのトップをやって師匠のガルムに厳しく鍛えられた過去があるのから鍛錬を継続していれば、よっぽど怠けない限りそれなりには強くなりそうな気もするが、自己研鑽以外にトラブルの解決(全くしてないが)にかまけてワンチャンレベルだけ上がって自力が低くなってるまでなくはないのか?と疑ってしまう。
     
    犬っころは慣れないリーダーをやって集中してトレーニングが出来なかったとかありそう(3年浪人したら現役の時受かった大学に落ちたでござるとか、スラムダンクで安西先生が大学の監督時代に期待してた2mのバスケ留学した「何も成長していない」人とか、上司が近くに来たとき以外は勤務時間中ずーっとソリティアやってる社内ニートレベルの人の仕事力向上率みたいなことになってたりして)。
     
    まあ努は効率的に強くなりそうだからいい位置にいる可能性もワンチャンあるのか???。少なくとも3回全一になってるのは伊達ではないと考えてしまう。どんな世界でも一位になる人は普通レベルの常識を越えてくるイメージある。極限の集中力で能力爆上げする人という事であれば南方熊楠思い出した。外国語を勉強するコツつかんだ後、一つの言語2週間でマスターしたって話もあるし(他の人の同様の話を何度か聞いたことがある。そういう人達は普通の人が何年か掛かってやる事を短時間で難なくこなしそう)。まあ、熊楠的な人は例外中の例外かもしれないけど。努は南方ほど爆発的天才には及ばないかもしれないけど、今も刻印でライダンの環境激変させてるし大概ぶっ壊れキャラであることにはかわりないという意味で、単純な個の強さはそれほどではないとしても、キャラの格は少なくとも無限の輪関連者では一位独走してるのかなと個人的には思う。
     
    犬っころの話に戻るけど、無限の輪に戻った時に(そもそも戻るにもまだまだひと悶着ありそうだが)あまりに弱かったら、ガルムが徹底的に鍛え直すと思うがどうだろう。。。それともアーミラの「神龍化」が強力すぎて犬っころは弱く見えたけど、本当は鍛える余地がないほど強いとかいうオチとかは。。。なさそうだけど。。。どうなんだろう。
     
    こうなってくると無限の輪のメンバーだけでなく他の主要メンバー達も新たなユニークスキルとか持ってるんだろうか?または今後どんな新スキルをみにつけていくのだろうか?そうなると敵もエゲツナイのが出てきて、リキみたいな一般的攻略組みではどうしても越えられない壁みたいのが出てきたりするのかな??努に会う前の猫や忠犬にとっての蟹や黒杖手に入れる前の火龍とかそれ以上の門番でてくるのかな?多分刻印装備頼りのパーテーとか中途半端な階層で素材集めして生計立ててたパーティーは真っ先にそういう門番に阻まれて脱落していきそうだけど。
     
    努がパーティーにいる事のバフや努wikiとか攻略法はえげつない革新をもたらすからそこにも期待したい。現実世界でいろいろゲームしてたみたいだけどそこから新たな戦法とか輸入してくるのかな?ないかも知れんけどあったらうれしい。
     
    ドラゴンボールの例えでいうと、キャラが戦ったり修行したりして強くなっていく様や、バトルでどちらが強いんだろう?格上なんだろう?というのが個人的には好きだったので、ライダンでも今後キャラが成長してるのがほぼほぼ確定して見れるかなと思うのでのアーミラと犬っころだけでなく他のキャラどうなったかが見れる次回以降の展開もたのしみだ。
     

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 4:40 PM

    アホみたいな長文流してるとこ、申し訳ないが。

    ダリルは刻印装備使ってないぞ

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 4:49 PM

    「大人の人っていつもそうですね!」とか言ってたモイが、某ゾンビ広告漫画ばりの「ぐへへ」展開になってて笑った 。

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 5:09 PM

    努きたー!
    面白い展開。

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 5:22 PM

    惰性とは言え、ダンジョン攻略を続けていたアーミラは流石
    それを少しでも耐えられるあたり、ダリルも伊達ではないと
    ガルムが何とかしてくれるといいな

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 5:41 PM

    更新ありがとうございます。
    アーミラは別にやり過ぎでは無いかな。我々がいる世界の道徳とライブダンジョンの世界の道徳が根本的に違うからね、やるなら徹底的にやった方がいいよ。

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 5:46 PM

    更新有難うございます。次回も楽しみにしています。

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 5:52 PM

    アーミラ肯定してダリル絶対許さないマンの気持ちがわからないんだよな
    仲間に罵声浴びさせたり、味方殺しになるのも厭わず竜化使ってた初期アーミラに比べれば、ツトムの現世帰還で反抗期が来て分不相応なリーダーやった結果当然失敗してどうにもならなくなってる後日談ダリルの方がツトム的に許せる範囲だと思うが

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 5:57 PM

    >途中から怪訝そうな顔で空を眺めて話半分だったアーミラ
    ああそうかこの時点でフライにいる努達に気づいてたのか
    だからモイを「じゃあ返してこい」でぶん投げたのか…

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 6:07 PM

    アーミラちょっとやりすぎなとこを努に見られちゃったね
    この世界の価値観ではセーフでも、ダリルより立場悪くなるんじゃない?
    身内に殺傷事件するの努の価値観に合わなさそうな気がするもの
    赤の他人なオルファンをボコるのはよくても、ダリルに関してはまだ努にとって「ガルムの出来の悪い弟分」的な感じの身内枠だろうしな
    一発ぶん殴る!ならセーフだけど、治癒らないとならないレベルの重傷はあかんやろ

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 6:12 PM

    ツトム的にはアーミラにどん引きしてはいると思うけど、感情的な部分以外では受け入れると思うな。

    ツトムは83話でリキ達孤児のことを「(……今度はしっかり潰さないといけないかもな)」と考えてましたし、なぁなぁで終わらせて、後々まで仕返しを警戒するリスクを許容するとは思えない。

    ミルルのように社会的に殺し、且つ自分に恨みが集中しないように対処したのに復活した前例もありますし、孤児たちはしっかり潰すと思いますね。

    それを考えるとダリルの対応は全く持ってダメだし、暴力を忌避する感情面以外では、アーミラの対応もわかってくれるはず。

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 6:16 PM

    >「ハイヒール」
    >「ダリル!!」

    カギカッコ分かれてるということは、努がハイヒール唱えて全員治癒、ミルルがダリルに駆け寄って追加の治癒をしたって解釈でいいのかな
    ミルル本当に改心したんだな
    ドルオタにはまってアイドルの交遊関係に職権乱用し口出しして陥れてた女が、身辺崩して社会の底辺(虫)に食い尽くされる生活送っていたけれど、カリスマないけど優柔不断だけど善良な異性と出会って、心入れ変えるきっかけになったってことなのかな

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 6:26 PM

    >匿名 より: 2021/10/22(金) 6:12 PM
    ミルルは赤の他人としては善良になったぞ
    自分は努と一定の距離を置きつつも、ダリルのことに関しては努側に情報を回そうとしていた
    社会的に陥れあいした努とミルルの方が、心情はさておき思考の方向性は然程離れてない
    努に一方的に施しされたリキ達の方が敵対してるんだよね
    妙な世界だ

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 6:28 PM

    これ浮浪者から杖を取り戻さなければならないので、努の仕事を増やしてない?
    アーミラこれはダメだろ

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 6:35 PM

    あと、アーミラのやり方にツトムが賛同すると思い込んでる頭アーミラがいるけど、
    アーミラはディニエルと同じことしてるからね。
    その辺りはどう整合性をとるの?

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 6:35 PM

    努はミルルの罠を警戒しつつも、ガルムいるからどうにかなるかと来てみたら、想像以上に大惨事な現場
    アーミラがダリル含めた孤児を虐殺未遂してる
    この件でアーミラの無限復帰お断りされたら笑う

  • 匿名 より: 2021/10/22(金) 6:36 PM

    ダリルとリキ達が倒れているこの状況、努視点だとダリルとオルファンがグルに見えちゃわないか?
    67話でダリルのこと警戒してるしありえなくもなさそう
    ミルルの手紙でダリルの近況は伝えられてそうだけど、ミルルの手紙は話半分で読んでるだろうし

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