第650話 お利口さん 「もうこの感じも最後にしたいねー」 探索者を覗き魔とでも思っていそうなインクリーパーがいきり立つ様を眺め、エイミーはそう独りごちながら双剣を手の甲で曲芸のように回す。およよと逃げていく色折り神を見送るしかないガルムとア… 2024年6月17日
第649話 魔石のバーゲンセール 最年長がツトムの若芽PTとしてコリナから見送られた彼らは、千羽鶴戦で二度あることは三度ないことを祈りながら175階層に転移した。そして先日いなかったハンナとの合わせも兼ね、塔内で式神相手に戦いを繰り広げる。 「おい、魔… 2024年6月13日
第648話 胃袋マジックバッグ それからガルムとコリナのぽっこりお腹が落ち着くまで待った後、努たちPTは障壁フライ便を利用し少々遅れてギルド第二支部に到着した。 人口密度の高い迷宮都市の中でも贅沢な土地面積を確保し大手企業が本腰を入れて作り上げたこ… 2024年6月10日
第647話 廃人への信頼 蠅の王にミナ、帝の子供を中心にした騒動で様々なクランや人物の思惑が渦巻き、その裏では神華しんかとその使徒であるロイドが暗躍している帝都。 そんな帝都も蠅の王との和平が成立し人質は解放され、バーベンベルク家長男であり決… 2024年6月6日
第646話 神華の使徒 帝都の神のダンジョン内にしては随分と殺風景な白い空間。何処ぞの異世界人が見ればデバック環境をプレイヤーに見せるんじゃねぇと憤慨しそうな場所。 そこでロイドは片膝をつき、迷宮都市で手に入れてきた情報と神具による工作活動… 2024年6月3日
文字の冷凍庫 5月レポート 5月のPV 659,142更新数 6回 引っ越し終わったので来月頑張るぞい収益 ブログが約6万 引っ越しでやらかした一覧と対策 冷蔵庫の付属品は捨てずに取っておくとリサイクル費用無料になるぞ。5000円くらいお得。何故俺… 2024年5月31日
第645話 蠅の王 二ヶ月ほど前に帝都へ向かうこととなった元最前線組――アルドレットクロウ、シルバービーストの上位軍たち計数十名。その他にも何かと渦中にいる紅魔団にバーベンベルク家のクランであるアルムフォートレスなど、小規模ながら実力者揃… 2024年5月30日
第644話 三軍候補 (帝階層終わったらしばらく野良PTでも組みたいな。僕、ヒーラー上手すぎぃ~) 努は暗黒騎士のホムラと組んだ翌日の朝刊による好評価で、自分の頭の中で想像した立ち回りが再現できることを再確認して惚れ惚れしていた。そんなにっ… 2024年5月27日
第643話 よそはよそ、うちはうち 「無理だねこれ、ガルム回復したら撤退で」 千羽鶴の猛攻を凌ぎつつ百羽鶴の討伐を目指していた努は、戦線に復帰したホムラが腰砕けになっているのを見てすぐに撤退の判断を下した。その間一人でタンクを受け持ちようやくバリアの上で… 2024年5月23日
第642話 理想の朝食 「えっと、大丈夫?」 カムラとルークに見切りをつけてギルドに帰ってきたまではいいものの、まだ探索ノルマを達しているわけではない。そんな現実が頭の裏から追いついてきて白目を剥きかけているセレンの顔を見たエイミーが思わず尋… 2024年5月20日
第641話 鳥籠の小鳥 ホムラが無限の輪PTでまだ醜態を晒していなかった頃。カムラPTも同じく巨大社でモンスターと戦いPT合わせをしつつ最上階を目指していた。 こちらもハンナとエイミーを入れた臨時PTとなっているが、主軸はアルドレットクロウ… 2024年5月9日
第640話 生の実感 努がホムラに提案したのは、彼女が対ウルフォディア戦で見せたブラッド系のスキルを主軸にした立ち回りだった。その系統のスキルはHPを犠牲にすることが発動条件のため、リスクリワードは実質的に使えなくなる。 それにホムラは難… 2024年5月2日
文字の冷凍庫 4月レポート 4月のPV 573,150更新数 8回 いい感じ収益 ブログが約6万 引っ越し作業で頭がいっぱい 今年はライダンの奴隷なのでそこに魂を捧げるぞと息巻いていたものの、今はペット可のところに引っ越ししてワンちゃんと共に生きて… 2024年4月30日
第639話 肝心の死 巨大社の最上階でもはや顔馴染みになりつつあるインクリーパーを努たちPTは手早く倒し、引き続き出現した黒の百羽鶴を相手に激戦を繰り広げていた。 (本当に悪くない……これなら白魔導士でもいい感じ) そんな中ホムラは一度も… 2024年4月29日
第638話 所詮は白魔導士 175階層に転移した努は早速巨大社に向かい、そこを登っていく中で臨時のPT合わせをしつつ最上階を目指していた。 「コンバットクライ」「パワースラッシュ!」(実家のような安心感) とはいえ三種の役割を担う無限の輪のメン… 2024年4月25日
第637話 死にたがりの暗黒騎士 「意外とツトムもカムラ評価してるんだな。特に接触することもないから眼中にもないと思ってたが」 迷子みたいに喚いているハンナの声をうっすらと耳にしながら、臨時PTを組むため受付列へと並んでいる中。相変わらず男性にしては珍… 2024年4月22日
第636話 ルークの提案 週明けのギルド第二支部にある一番台には、大部屋の破壊を済ませて千羽鶴の出現を待っているアルドレットクロウの一軍が映し出されていた。 「おばあちゃんやる気だねー」 その部屋に大穴を開けた張本人である大弓を持つディニエル… 2024年4月18日
第635話 探索者エアプ それから数日、アルドレットクロウと無限の輪で175階層の先に進むための検証が進められた。その4PTの神台から得られた情報を基にした迷宮マニアの記事を精査しつつ、努はクランハウスのリビングで思考を巡らせていた。 DPS… 2024年4月15日
第634話 王族の末裔 異性との触れ合いが禁忌である神のダンジョン帰り、どの子にしようかなと娼婦のカタログを眺めている探索者たち。もしくは複雑骨折により回復スキルを使っても修復に一週間かかり、ようやく人の手を借りずに外へ出た時。 そういった… 2024年4月11日
第633話 狼の光るの来い! 四番台に映るシルバービーストのユニスPTは帝階層まで足を進めてからはクロアとソニアが入れ替わり、PT合わせを始めていた。ただソニアは灰魔導士という性質とシルバービースト育ちということもあり、すんなりとPTに馴染んでいた… 2024年4月4日
第632話 構ワン それから努たちはタンク陣を犠牲にして千羽鶴から命からがら逃げおおせ、帰還の黒門で撤退した。 ハンナは光線で刻印装備もろとも消し飛ばされたことで全ての装備を喪失。ガルムは外せる物をマジックバッグに詰め込み頭を吹き飛ばさ… 2024年4月1日
文字の冷凍庫 三月レポート 3月のPV 605,120更新数 7回 一回こけた。収益 ブログが約8万 旅行飽きちゃった 半年に一回一人で旅行する感じで箱根、福岡、北海道と行ってきたけど、その経験で大体満足しちゃいました。外に出て新たな刺激を得るのは… 2024年3月31日
第631話 大将やってる? 式神らしい美しいフォルムを保っていた百羽鶴の様々な箇所から、膿うみが出るように黒い触手が溢れ出す。その触手はインクリーパーに似てはいるものの、深海階層に巣食うテンタクロスのように太いものも散見された。 『――――』 … 2024年3月28日
第630話 わからせ鳥 その後もハンナは正面に切り替わった百羽鶴の追尾光線や強烈な羽根矢を躱し続けた。その間にガルムは進化ジョブも使って火力を出しながらヘイトを取り、エイミーとアーミラは羽根矢を警戒しつつ彼がヘイトを取っている鶴たちを中心に叩… 2024年3月25日
第629話 散々助けてやって育ててもバリューを出せない輩 「ガルム、ハウル追加で厚めによろしく。もしかしたらあの鶴ごとにヘイト分離してるかも」「ウォーリアーハウル」 アーミラが百羽鶴に痛恨の一撃でも食らわせたのならまだしも、軽くいなされた状態から即死もあり得るような反撃をされ… 2024年3月21日
第628話 まずは雑魚敵から ハンナが万が一にも暴発しないようまずは式神を優先的に倒し、ドロップする魔石を死守せよと努は指示を出した。彼女の危険性を前PTで理解していたエイミーとアーミラはすぐさまそれを実行する。 そして本当にドロップした魔石を優… 2024年3月18日
第627話 抑止力 最前線のヒーラーをたぶらかす悪魔の所業も落ち着きを見せ、努たちPTは175階層の黒門にかけられた南京錠の解除方法について模索し始めていた。その一環としてまず巨大社に巣食う色折り神の動向を調査していた。 ただその調査の… 2024年3月11日
第626話 ツトムのためなら ここ数日、神台市場ではユニコーンたちが嘶いなないていた。 「悪魔めぇ!!」「ステファニーを弄もてあそび、ユニスの狐耳を弄り回すなんてっ……! 私が夢で想像してたやつ!!」「それをエイミーに撮影させてるとかさぁ! もうさ… 2024年3月7日
第625話 窮猫主を嚙む ユニスの少し汗ばんだ頭皮や若干の獣臭がある狐耳に触れた手を流水で洗っている努は、神の眼をクロアに任せて魔道具に水魔石を継ぎ足しているエイミーに話しかける。 「あとは一軍が上手いこと見てくれてることを祈るばかりだね」「一… 2024年3月4日
第624話 尻尾もふもふ ステファニーが噴火する前日。ユニスPTはメンバーの大半が浮足立っていることもあってか骸骨船長を相手に全滅し、敗者の服を着せられギルドの黒門から吐き出されていた。 「ユニス、ちょっと話したいことがあるんだけど」「…………… 2024年2月29日
文字の冷凍庫 2月レポート 2月のPV 544,246更新数 9回 週2が安定してきた。更に土曜ぶちこんで週3更新にできたら最強って感じ収益 ブログが約6万 ステファニー噴火した日だけ異様に広告伸びてて草 俺は最強のイラストAIを手に入れたんだぞ!… 2024年2月29日
第623話 噴火 神の眼がない間にディニエルとの密談を済ませた努たちは、その後にアーミラと合流した。 「いや、あんな因縁つけて負けとるんかい」「うるせぇ! 何だあのスキル!」 死なねぇ程度に付き合えやとラルケに息巻いて勝負を挑んでいた… 2024年2月26日
第622話 神か悪魔か ハンナの打ち上げた風を目印に合流してきたアルドレットクロウの一軍PT。それを指揮するステファニーは上空から舞い降りて努の前にふわりと着地し、少し乱れた桃色の前髪を指で整えた。 そして二番台に映像を映している神の眼をこ… 2024年2月22日
第621話 一番台デビュー それから無限の輪、アルドレットクロウの一軍二軍での帝階層攻略は一週間ほどつつがなく進み、175階層も迫るところとなっていた。 その間にノヴァレギオンなどの中堅PTたちもちらほらと170階層突破の見込みは立っていたが、… 2024年2月19日
第620話 その面には眼鏡じゃん 「ビットマン気まずそー。みーんなツトム信者になっちゃった」 夕方の休憩時間にギルドの神台で帝階層に進出したアルドレットクロウの一軍を観察していたルークは、そうぼやいた後にリンゴジュースで喉を潤す。 アルドレットクロウ… 2024年2月15日
第619話 取引の代償 アルドレットクロウの一軍PTであるステファニーたちは朝から170階層に挑み、全滅を挟んだ二度目でようやく骸骨船長をしょぼくれた案山子のように俯かせることに成功していた。 『てめぇらの旅路に、絶望があることを祈るぜ』「き… 2024年2月12日
第618話 帝階層のお花見 「へーーー。あたしが黒門探してる間に師匠たちはお花見で酒盛りっすかーーー。ふーーーーん」 それからしばらくして合流してきたハンナは、お花見打ち上げで既に出来上がり始めていた努たちを見てそう愚痴った。そんな彼女に努はにへ… 2024年2月8日
第617話 社交辞令じゃ終われない 強敵である十羽鶴を倒したことで無限の輪PTはようやく息をつく間が出来たが、それまで死闘を繰り広げていたダリル、コリナ、リーレイアはそれで緊張の糸が解けてしまった。 式神:薬玉のデバフを貰っていない努の回復で身体的には… 2024年2月5日
第616話 救援の花火 それから努たちPTは桜スポットを巡って小休憩を挟みながら狩りを続け、銅の宝箱から装備品を引き当ててからは黒門探しに切り替えた。PTの中でも素早いハンナとエイミーは独自に動いて捜索し、残った努たちは木を切り倒して目印をつ… 2024年2月1日
文字の冷凍庫 1月レポート 1月のPV 597,530更新数 8回 年末年始に更新とは気合い入っとるやないかい収益 ブログが約6万 作者の自我がはみ出てきた 先月ASMRおすすめではしゃいだ結果、作者が自我出してくんじゃねぇよとお叱りを受けました。… 2024年1月31日
第615話 お揃いの0 同じ階層に無限の輪が勢揃いしていることを確認したものの、努たちは特に合流することも考えず様々な式神たちと戦いドロップ品を回収し続けた。 「……浮島階層の方が稼げるなこりゃ」 努たちPTの式神討伐数は百を超えたが、それ… 2024年1月29日
第614話 残念でしたー 黒門を見つけたエイミーの案内に従い四人は桜の咲き誇る場所から離れ、青々しいジャングルに塔のような社のあるところをフライで移動していく。その途中でアーミラはぽつりとぼやく。 「あのクソでけぇ社、あれで何もねぇなんて有り得… 2024年1月25日
第613話 ピンクの悪魔 「フライ。それじゃあハンナとエイミーは偵察よろしく。あっちとあっちで」「おっけーっす!」 桜が舞い散る171階層に転移した努はエイミーとハンナに偵察を頼み、先に続く黒門の捜索を始めた。新たな装備により多少は感覚が変わっ… 2024年1月22日
第612話 最新!(スペックは変わらず) 努は新設PTということもありまずは軽く打ち合わせでもしようと、ギルドの食堂席に皆を座らせていた。 「師匠! 帝階層からは刻印装備って新調するっすよね?」 アポ無し突撃は不味かったかと思っていたこともすっかり忘れている… 2024年1月18日
第611話 鳥頭が 「わざわざ訪ねてきてあれほど熱心に勧誘されるのは、羨ましくもありましたよ」 早朝から何やら騒がしかったアルドレットクロウのクランハウス。その騒動が一段落ついた後、ステファニーはディニエルにそう声を掛けながら一軍の食堂席… 2024年1月11日
第610話 帝階層のPTドラフト 「…………」 無限の輪の休みも明け、各自準備を終えた現状のクランメンバー九人が一堂に会した。だがその中でも明るさの代名詞であるハンナが何故かぶすっとした顔で無言を貫いている。 そんな彼女にエイミーやダリルは苦笑い… 2024年1月8日
第609話 ラブコール 「カムホム兄妹、休まなさそー」 170階層の初突破を終えてから数日後。週に二日の定休日に入った努は、クランハウスのリビングで新聞に映る彼らを見ながら嫌そうに呟く。すると朝食を終えてソファーに座っていたエイミーが気障… 2024年1月4日
第608話 野次を飛ばされてこそ 「桜じゃん! まさかこっちに来て見られるとは思わなかったわ」「枝垂ノ川しだれのかわより綺麗じゃないか……?」 努たちが初めてお披露目した階層は、その桜と建築物が帝都に似通っていることから翌日には帝階層みかどかいそう… 2024年1月1日
文字の冷凍庫 12月レポート 12月のPV 638,986更新数 6回 風邪引いちゃった収益 ブログが約10万 2023の所感と2024年 前年は自分を労わって良い感じだったので、2023年は引き続き人間らしく日々を過ごしてた。 週休二日くらい取って… 2023年12月31日
第607話 うきうきソニア 骸骨船長を倒し粒子を上げていた幽霊船が完全に消えてなくなると、風の極大魔石と黒スライムのように固まった刻印油が確認できた。その他に木、銅、銀の宝箱もいくつか確認できたが、今まであれだけ宝物を納品してきたにしてはショ… 2023年12月21日
第606話 170階層戦 ギルド 一番台と三十二番台が同時に暗転して入れ替わる演出は各所で発生し、それはギルドでも同様だった。その例を見ない神台の挙動に探索者たちは盛り上がり、長年それを見てきたギルド職員たちも目を丸くしていた。 「こーれは映えます… 2023年12月18日
第605話 神台ドーム 迷宮都市の一般大衆からすればその死生観や圧倒的な身体スペックの差など、恐ろしさも垣間見える探索者たち。ギルド第二支部にある新たな神台というものを見てみたいものの、そんな探索者たちのひしめく空間は緊張してしまうのが正… 2023年12月14日
第604話 お見送り 努が大規模な障壁展開をダリルの懐で防ぎ、同じくガルムの懐に収まっていたソニアが四等分にされていた頃。フェンリルに首根っこを掴まれて逃走を余儀なくされていたリーレイアは、その態勢のままシルフに追い風を吹かせて尚も続く… 2023年12月11日
第603話 頑張りどころ 「…………」 ダリルが前に構えたタワーシールドとその大きな身体にすっぽりと収まる形で守ってもらった努は、無傷でそこから這い出て少し表情が歪んでいた彼に声をかける。 「大丈夫?」「あー、ちょっと痛かったですけど、致命… 2023年12月7日
第602話 そういうパターン 170階層の宝煌龍では宝物の消費量からして滅多に使えなかった骸骨船長の障壁。だがそれからもヘイトを取っているダリルは何度もそれに捕まり行動を制限され、砲撃の直撃を余儀なくされていた。 「かっちかちだぞ?」 しかし… 2023年12月4日
文字の冷凍庫 11月レポート 11月のPV 516,387更新数 7回 一歩進んで一歩下がる だと思ったら8回更新してたわ。気付かないうちに成長しててすまんな収益 ブログが約8万 Amazonアフィ1万 ページ放置で広告出るようになってからちょ… 2023年11月30日
第601話 RPGの醍醐味 「意外と早く堕ちたな。何か仕掛けでもした?」「…………」「はい」 努は思ったよりも早かった骸骨船長の階層主化を見てそんな問いを投げかけたが、リーレイアの表情からして逆鱗に触れたと察したのかすぐに一人で話を完結させた… 2023年11月30日
第600話 死なばもろとも リーレイアたちはギルドに帰還し神台を見ていた探索者やギルド職員からの軽い慰めを流しつつ、すぐ魔法陣の列に並び165階層へと転移した。 『……?』 飛行船にモンスター化の症状が見られその性能が格段に上がっているとは… 2023年11月23日
第599話 170階層主?戦 ギルド第二支部 探索を終えてギルド第二支部にある複数の黒門の内の一つから出てきた探索者たちは、そのまま流れるようにPT解散の列に並びながら神台を眺める。その中で一番台とはいえあまりにも熱狂的な眼差しと歓声を上げている一団に、探索者… 2023年11月20日
第598話 170階層主?戦 神台市場 「上位の神台、本格的に顔ぶれ変わっちまったなぁ」「同じ面子に飽き飽きしてたとはいえ、いざいなくなると寂しいもんだな」 いつものように神台市場を訪れ1番台から10番台までざっと見て回った犬人眼鏡迷宮マニアの呟きに、猫… 2023年11月16日
第597話 ごちそうさまが、聞こえなーい 「エレメンタルバーストッ!!」 リーレイアの背中側に浮遊している精霊輪は彼女の呼びかけに答え、頭上に浮かび上がり四属性の魔法攻撃が融合した光線を放つ。宝煌龍の瞳に手がつけられている間は無限に湧く水晶体。だが彼女の有… 2023年11月13日
第596話 精霊奴隷 『中々の数だな……。こりゃ骨が折れるぜ』 飛行船が宝煌龍の顔に近づくとそこから吹き出物のように水晶体がにょきにょきと現れ、威嚇でもするようにその硬質な拳をかち合わせ始めた。そんなモンスターを骸骨船長は砲撃で容赦なく… 2023年11月9日
第595話 探索者ドリーム 骸骨船長の対処についていくつかの想定案を提出したリーレイアは、何か新たな情報が出ているかもしれないと勇み足でギルドに向かい神台に映るユニスPTの様子を観察していた。 それに付いていく形となった努たちもギルドで神台… 2023年11月6日
第594話 神芸会 「駄目みたいですね」 今日の朝刊をちょっと楽しみにしていた努は、新聞記事に映る泣きっ面のユニスに案の定といった顔で呟く。そんな彼にガルムはよく言うなといった様子で鼻を鳴らした。 あの飲み会で出た検証案について話し… 2023年11月2日
文字の冷凍庫 10月レポート 10月のPV 526,056 更新数 7回 夢の週二回更新まであと一回。月末SS忘れててコケた 収益 ブログが約5万 Amazon欲しいものリストやってみた 知ってはいたけど手は出してなかったので試しにやっ… 2023年10月31日
第593話 俺の意識が残っている間に 「えっと、僕は先帰っててもいいですかね? ちょっと予定あるので」 ユニス率いるシルバービーストの三軍PTが先んじて席に陣取っている中、PT契約の解除を済ませたダリルは気まずそうな顔をしながら尋ねた。そんな彼に努はや… 2023年10月26日
第592話 リーレイア姐さん レヴァンテを主軸にした立ち回りを試した後、リーレイアPTは宝物の納品を終えて170階層に続く巨大な黒門を出現させた。宝箱を開ける際にLUKの上がる繭状のアスモと精霊契約していた努は、その黒門を前に気乗りしない顔で素… 2023年10月23日
第591話 海のギャング リーレイアPTは170階層での水晶体戦に向けて最終調整に入っていた。様々なゴーレム型である水晶体に対してのパリィに慣れてきたガルムに、その重装備とスーパーアーマーによりどんな攻撃をも通さないダリル。 そしてその幅… 2023年10月19日
第590話 一線を画す 休日明けの今日から170階層に挑むことを視野に入れていたリーレイアPTは、宝煌龍の情報と攻略法について話し合いながらギルドに足を運んでいた。 「第二支部に来た後だと違いが如実に分かりますね。こっちも早くリ… 2023年10月16日